本は紙じゃないと嫌な筆者( .@azusagut )です。
うつわについて知るには現地に行ってみて触るのが一番だとは思いますが、
有名な窯を回る時間なんて、そうそうあるものではありません。
そんな時は書籍で読んで知る、というのが一番お手軽。
ご自宅でゆっくりと本で学び、近所のお店で見ればスキマ時間でもできそうですね。
(その過程の次で現地に行きたくなるものですが…)
今回は、自宅でうつわについて知ることができるおすすめの書籍の紹介をしたいと思います。
とはいってもすでにお読みの方もいらっしゃるかと思いますが、良ければ最後までお付き合いください。
増補新装[カラー版]日本やきもの史
日本の焼き物に関する歴史を時系列に分け、体系的に学べる本。
豊富な資料と用語解説もあり、まずこの本を入門書として学ぶのがおすすめ。
小学生時代、図鑑を読む楽しさに似たものが感じられますよ。
Casa BRUTUS特別編集 【新装版】器の教科書
器作家さんの紹介に始まり、世界の器の紹介まで広く知ることができます。
民藝についてや、おすすめの器屋さん紹介なども。
他の本では日本のみ焦点が当てらえれていますが、こちらでは世界のうつわについても知ることができますので、
ワールドワイドに学びたい方におすすめです。広く浅く知れると思います。
やきもの文様事典: 絵付でおなじみの文様100種について意味から背景まで解説
焼き物に描かれた文様を100種類取り上げ、それぞれの意味や歴史背景などが学べる本。
文様ついてはもちろん、装飾技法や図案なども網羅。
フルカラーで写真、イラストが多く非常にわかりやすく、うつわについての造詣がより深くなる本です。
「この模様ってなんていうのかな~?」という疑問を解消してくれるので
個人的に非常に助かる本です。
知らない文様もあったりするのでただ眺めるだけでも面白い本です。
最高に美しいうつわ
日本全国の窯に焦点を当て、現地で仕事される職人さんのインタビュを交えつつ
窯の特徴、うつわの説明がされた本です。
「~焼」について詳しくするというより、職人さんに焦点が当てられています。
フルカラーで写真も多く、見て楽しみたいかたにおすすめ。
なんといっても目の保養になる本。逆に知識をつけたい方にはむかないかも。
へうげもの
アニメ化もされ、結構話題になったまんがです。
織部焼、織部好みで有名なあの古田織部が主人公。
さまざまなうつわに関しての勉強はもちろん、歴史の勉強にもなったりします。
武士と茶人の間で揺れ動く織部が織り成す物語は非常に読みごたえがあります。
絵柄が独特で好き嫌いが分かれてしまうかもしれませんが、非常におすすめの一冊です。
やきもんロワイヤル
焼き物擬人化コメディ。
コメディでありつつ、焼き物についてのうんちくや歴史などがしっかり学べるまんが。
伊万里や美濃などの焼き物が擬人化され、
彼ら(?)と主人公(普通の大学生)が焼き物博物館を立て直す、というお話。
レンチン賊と呼ばれてしまう主人公とハイテンションな陶磁器達の
テンポ良い展開で楽しくうつわについて学べちゃいます。
(結構なハイテンションなので苦手な人もいるかも…)
ワカコ酒 1巻
女性版「孤独のグルメ」と言われたり言われなかったり。
メインはお酒とその料理なのですが、
もちろん料理が出る以上、うつわもたくさん出てきます。
やさしいタッチで描かれるうつわと料理が楽しめますし、作中に出てきたうつわを探したりするのがおもしろいです。
おつまみのネタも豊富なのでお酒好きにもおすすめ。
1話あたりの話は4ページと短いのでささっと読めるのグット。
おすすめ書籍のまとめ
本記事では、「うつわについて本で学ぶ!気軽に読めちゃうおすすめ5選とおまけの1冊」について書きました。
本を読むと案外知らなかったこと、新たな発見があったりします。
お気に入りのコーヒーや紅茶をお気に入りのカップやマグで、
のんびりのみつつ、のんびり読書に耽ってみては?
【さくっと解説】日本のうつわの歴史|陶磁器についてと三大陶磁器とは?
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